人間関係やストレスケアに役立つ心理学

人間関係、恋愛、ストレスケア等、心理学に基づいて記事を書いています。

不安・恐怖・ネガティブ思考の正体とは?

 

皆さんこんにちは。

 

明日の発表失敗したらどうしよう…

不安で全然眠れない

きっとあの人は私の事が嫌いだ…

 

皆さんは不安で夜眠れなかったり、苦手な人と会う前は憂鬱な気分になる事はありませんか?

不安や恐怖、憂鬱な気分、悩み等は誰にだってあるものです。

 

ちなみに私は不安や緊張でお腹が痛くなったり、ご飯が食べられなくなりやすいタイプです笑

 

さて、そんな不安や恐怖・ネガティブな考え等、人間の心ってどうしてこう楽しくない事にフォーカスしてしまうんでしょうかねぇ。

これだけ文明が発達し、特に日本は世界的に見れば恵まれた環境で生活できる国です。

もっとみんな楽しい事だけに注目して楽しく生活してもいいんじゃないでしょうか。

 

でも実はこの不安や恐怖、ネガティブな心理には大事な意味があるのです。

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不安・恐怖・ネガティブ思考は自衛本能

不安や恐怖というのは、実は自分を守ろうとする本能なんです。

本能と言うと、もっと自分の体のために良い事をするようなイメージがあると思いますが、この不安や恐怖も大事な機能の一つ。

 

そもそも我々人間の脳は、サバンナで狩りをしていた石器時代の頃からあまり進化できていないのです。

(進化心理学についてはまた今後ゆっくり説明します)

 

石器時代のある夜、明かりのない真っ暗闇の中「ガサガサ!」と葉のこすれる音がした時、すごくポジティブなAさんは「どうせ風で木が揺れただけだろう。寝よう寝よう」と何もせずに眠ってしまいました。

すごくネガティブなBさんは「何だろう…怖い…もしかしたら肉食の獣が近くにいるのかもしれない。もしかしたら違う部族のやつらが襲ってきたのかもしれない…」と不安になり、槍を持って構えました。

 

今の時代であればAさんの方が健康的な人というイメージがありますが、その時代はそうではありませんでした。Bさんの方が危険に対する察知能力が高く、生き残る可能性が高い人なのです。

という事はネガティブな心を持つBさんのような人は生き残り、子孫を反映させる事ができ、ポジティブな心を持つAさんのような人はあまり子孫を残す事ができなかったという事になります。

 

つまり大ざっぱに言うと、現代を生きる我々は、常に不安で危険な事に目を配らせもしかしたらという思いで準備をしてきたネガティブタイプの人間の子孫になるという事なのです。

 

そのため、そもそも人間はネガティブな生き物であり、その不安や恐怖という心の機能は、我々を危険から遠ざける大事な機能なのです。

では、現代の社会ではこの不安や恐怖、ネガティブな心というのは不必要なものなのでしょうか?

実は、不安や恐怖を過剰に捉えすぎたりうまく扱えていないだけで、現代でもこの心理は役に立てる事ができるんです。

 

長くなったので今回はここまで。次のブログでこの不安・恐怖、ネガティブ思考の人の特徴とメリットをご紹介していきますね。

 

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