人間関係やストレスケアに役立つ心理学

人間関係、恋愛、ストレスケア等、心理学に基づいて記事を書いています。

悲劇的な強いストレスから立ち直る為の習慣5選


みなさんこんにちは。

 

先日私の身近な人が、飼っていた犬を病気で亡くしました。

もともと体が弱く、ずっと大事に大事にされており、その子中心の生活をしていました。

大事な家族を亡くした悲しみはとても大きく、強い悲しみにさいなまれています。

いつか別れが来るとは理解していたはずですが、でもどうしても悲しみは簡単には乗り越える事はできません。

私に出来る事は何かと考えますが、慰めの言葉も気休めにしかならないのではないかなんて考えたりもしてしまいます。もう少し時間が経って落ち着いた時に前を向いてもらう為の手助けが出来たらいいなと思っています。

皆さんも大事な人を亡くしたり、別れを経験した事はあるのではないでしょうか。

 

色々な形の別れがあるとは思いますが、今回はそんな強いストレスにさらされた時の対処方をご紹介していきます。

 

 

悲劇的な強いストレスから立ち直る為の習慣

f:id:masashi-mental:20191230184259j:plain

 

①感情の予測 

人間は未来の予測が苦手で、自分の心に関しても今の感情がずっと続いていくというような錯覚をおこしてしまいがちです。

しかし多くの方の経験にもあるように、悲しい気持ち、辛い感情というのは時間とともに無くなっていく、もしくは少なくなっていくものです。

人間は元々物事をネガティブに捉えがちで、そのネガティブな感情に弱い気生き物です。はじめはすごいネガティブな感情がどうしても離れてくれませんが、その感情は長くは続かず、時間と共に無くなっていくものであると認識しましょう。

そして、これから先自分の感情がどう変わっていくのか、どのような感情になるのかを予測し、紙に書き出す事でネガティブな感情を切り離しやすくなります。

少しずつ気持ちが楽になっていき過去の事と笑えている、新しい事を楽しむ事が出来る気持ちになっているという事を想像し、ポジティブな感情を書き出してみましょう。

 

②エクスペンシブライティング 

これも①番同様紙に感情を書き出すという事ですが、これは今の感情にフォーカスし、今感じている事を正直に紙に書き殴っていくというものです。

何がどうして辛いのか、どうなったらよかったのか、どうしたいのか、

これからどうなっていくのか等の不安な気持ち、嫌な気持ち、腹が立つ相手の名前

何でも思いつくままに紙に書き、文体や字の綺麗さ等も気にせず、とにかく紙に向かって感情を吐き出しましょう。

誰かに悩みを聞いてもらうという事に似ており、感情が頭の中でモヤモヤしているとずっと辛いままですが、吐き出して言葉にする事で頭の中が整理されてスッキリしますし、吐き出すという事がストレスの解消になります。

1度頭の中を整理し、現実を全て受け入れてから前に向かって切り替えていく事で前に進みやすくなりますよ。

 

③行動フォーカス 

ストレスを抱えている時ほど人は内面に閉じこもりがちで、行動・活動量が少なくなります。行動を起こさずじっとして自分と向き合い頭の中を整理するという事も大切ですが、多くの場合考えすぎてネガティブのループに囚われてしまいます。

とにかく体を動かしたり、仕事や勉強等に取り組む事でネガティブのループから脱出する事が出来ます。

ポイントは無理にポジティブになろうとするのではなく、クリエイティブな事に頭を使うという事に集中する事です。ストレスを抱えている時こそ手を動かしてそっちに意識を向けていくように自分をコントロールしましょう。

 

④事実を捻じ曲げる勢いで自分を肯定する 

ふられたのは自分の魅力が足らなかったからだ→あいつがおかしい

プレゼンで失敗したのは聞く側のレベルが低すぎたからだ。等、自分は悪くないと思う心を持ちましょう。

人は現実よりも自分に非があると考えてしまいがちな生き物です。もちろん反省をする事は大切な事ですが、課題を見出して行動を訂正出来るのであればその後は無駄に自分を責めすぎず、自分を肯定してあげるようにしましょう。

 

⑤善行をする 

焦ったり結果を求めすぎる事がさらにストレスを強める事があります。

でも本当に足りないのは時間ではなく余裕です。焦っている時や落ち込んでいる時こそ、誰かの為になる行動を起こしてみましょう。

誰かの為になった、喜んでもらえたという感情は強い幸福感をもたらしますし、人の為に行動する事で心に余裕を作る事が出来ます。

ゴミ拾いのボランティアに参加する等の大きな活動も素晴らしいですが、まずは自分が負担に感じない程度のレベルで行い、5分ぐらいで終わるような簡単な善行をいくつも行うようにしましょう。家族の為に作る料理をちょっとだけ手のこんだものにしてみたり、買い物のついでにプレゼントを買ってみたり、いつもより多めに掃除をしてみたり。

やってみると自分が幸せな気分になりますし、気分が少しずつ切り替わっていくのが分かると思いますよ。

 

まとめ 

生きていればそりゃ辛い事もありますよね。笑おうと思っても無理なぐらいに辛い時、涙が枯れるぐらい泣く事もあるでしょう。

元気を出して なんて言葉になんの意味もない事も分かっています。でも時間が解決するから なんて軽く見るのも違うと思います。

これをすれば誰でも完璧にストレスから立ち直れるなんてものはありません。でも少しでも、落ち込んだり悲しんだりしている人に希望や意欲を届ける事で出来たらうれしいなと思います。

 

HPはこちら↓

メンタルマネージャー真志 on Strikingly

Twitterはこちら↓

https://twitter.com/masashi_mental