人間関係やストレスケアに役立つ心理学

人間関係、恋愛、ストレスケア等、心理学に基づいて記事を書いています。

ストレスに強くなるためにはどうすれば良い?ストレス耐性を上げる簡単な方法

ストレス社会で戦うあなたへ。

便利で楽しい事がいっぱある現代ですが、同時にストレスを多く抱える社会ですよね。

普通に生きているだけでストレスが溜まる。

自分が悪い事も

むかつくあいつが悪い事も

生きていたら仕方がない事も

ありますよね。

そう、現代はストレスというものは切っても切り離せない社会です。

ストレスが溜まったらどうしますか?

我慢?発散?

私はストレスが溜まったら楽器のケースに入ってレバノンに自家用ジェットで運ばれたりします。 (嘘です。なんか色々ごめんなさい笑)

 

もちろんストレスはちゃんと発散していかないといけないものですが、

そもそもストレスを感じにくかったり、少しのストレスでは心が疲れないようになると

この社会ももっと生きやすくなると思いませんか?

本日はストレスに打たれ強くなるための方法をご紹介していきます。

 

ストレスに強くなる記憶の使い方。記憶の写真

f:id:masashi-mental:20200107235855j:plain

これは自分の好きな瞬間を記憶の中で写真のように切り取って持っておき、ストレスを感じた時に頭の中でそれを眺めるというものです。

シンプルな方法ですし、無意識のうちに行っているという人も多いのではないかと思います。

自分の好きな瞬間。

いつの年代でも、誰といる時でも、なんでもかまいません。

高校生の頃に海に遊びに行った時の楽しかった瞬間

子供と公園で遊んでいる瞬間

恋人と並んで食事をしている瞬間

とにかく自分が一番「幸せだな~」と感じる瞬間をイメージし、その瞬間を写真のように切り取って頭の中で保存してください。

その瞬間は出来るだけ具体的で鮮明な方が良いです。

海に行った時の事 ではなく、海で〇〇さんがビーチボールをこっちに向かって投げた瞬間 

ぐらい鮮明であれば思い出す時にぶれる事もありませんし、ストレスを感じた瞬間にすぐに頭の中から取り出せるようになります。

イライラした時、ストレスを感じた時、その瞬間に頭の中でその素敵な写真を眺めて下さい。

何度も繰り返していると、ストレスを感じた直後ぐらいにその写真がふと頭の中を自然とよぎるようになります。

午前中に忙しくてバタバタしていたとしたら、お昼休憩にはその記憶の写真を使って目を閉じて心を落ち着かせてみて下さい。

その時の幸せな感情。またあそこに行きたいな。

次の休みは自分の好きな事をして楽しもう。

そんな明るくてワクワクした気持ちになる事ができれば、その時に感じていたストレスはかなり少なくなっており、ストレスを溜めて帰るという事も少なくなります。

ちなみに私はバイクに乗ってお気に入りの道の駅に行く途中の峠道、道の両脇を木で囲まれたあの自然に包まれたような感覚が好きで、いつもそこをバイクで通っている時のイメージを持っています。

あと、お気に入りの道の駅で回転焼きを食べながら他の人のバイクを眺めたり、時にはバイカー同士でお話ししたり。その大好きな瞬間の写真を思い出すだけでとてもワクワクするんです。

そして、嫌な事があってストレスを感じた時は、ずっとイライラした状態にせず、「次の休みはまたあそこで回転焼き食べようかな♪」とワクワクした気持ちに切り替えます。

これは心理学で逆制止と呼ばれるもので、相反する二つの感情は同時に成立しないというものです。

ストレスを感じた時にすぐ幸せな感情に切り替える事で、ストレスの影響を感じにくくする方法なんですね。

頭の中にあるイメージだけで感情を呼び起こす事が出来るので、いつでもどこでも行えるというのが最大のメリットですね。

 

寝る前の書き出しでストレス耐性アップ

f:id:masashi-mental:20200108000222j:plain

これは寝る前にその日にあった良かった事を3つメモ帳に書き出すというものです。

3つも良い事なんてないよ・・・

そんな声も聞こえてきそうですが、日常に転がっている幸福を見つける習慣を作っていくという事そのものがストレス耐性を上げるポイントにもなります。

そして、書く内容は簡単な内容で構いません。

いつも怖い先輩が今日は優しかった。

会議がいつもより早く終わった。

残業で遅くなったけど、その分お弁当が値引きされていて安く買えた。

遅刻したけどあまり怒られなかった。

簡単な事でいいんです。私なんか「久しぶりに食べた煮干しがおいしかった」とか「鶏肉上手に焼けた」とかそんなもんですよ。(なんか食べ物ばっか・・・)

こんな日常の中で自分が良かったなと思える事を考えて3つ書くだけです。

3つより多くしてしまうと効果が薄くなってしまいますし、毎日継続するのは難しくなってしまいます。必ず、3つに絞りこむようにしましょう。

 

そして大事なのは寝る前に行うという事。

寝る前の時間というのは、最も脳が無防備な状態であり、この状態の時は暗示や催眠にかかりやすい状態でもあります。

勘のいい人は分かるかもしれませんが、これは日常の出来事を、「良かった」と解釈する事。

そしてそれを自己暗示として行う事で、「日常の中に良かった事が結構あるな。なんだ、結構幸せじゃん」と脳と心に感じてもらうための手段と言えます。

これを毎日継続する事で幸福度が上がり、憂鬱感が少なくなり、ストレス耐性が上がるようになります。

 

まとめ

幸せというものは誰かに与えられるものではなく、どこかに落ちているものでもなく、つかみ取るものでもありません。

幸せとは感じるものです。

同じような生活をしていても「幸せだなぁ」と感じられるか「ついてないなぁ」と感じてしまうか。

その捉え方で人生の幸福度、満足度というものは大きく変わってきます。

今回ご紹介した方法は「幸せだなぁ」と感じる瞬間を作り出し、そのエネルギーを使ってストレスから身を守るという方法でした。

だから、あなたも是非バイクに乗って回転焼きを食べに行ってみて下さいね。

(あれ?違う?)

 

 

HPはこちら↓

メンタルマネージャー真志 on Strikingly

Twitterはこちら↓

https://twitter.com/masashi_mental

 

 

全国630店舗以上!もみほぐし・足つぼ・ハンドリフレ・クイックヘッドのリラクゼーション店【りらくる】

悲劇的な強いストレスから立ち直る為の習慣5選


みなさんこんにちは。

 

先日私の身近な人が、飼っていた犬を病気で亡くしました。

もともと体が弱く、ずっと大事に大事にされており、その子中心の生活をしていました。

大事な家族を亡くした悲しみはとても大きく、強い悲しみにさいなまれています。

いつか別れが来るとは理解していたはずですが、でもどうしても悲しみは簡単には乗り越える事はできません。

私に出来る事は何かと考えますが、慰めの言葉も気休めにしかならないのではないかなんて考えたりもしてしまいます。もう少し時間が経って落ち着いた時に前を向いてもらう為の手助けが出来たらいいなと思っています。

皆さんも大事な人を亡くしたり、別れを経験した事はあるのではないでしょうか。

 

色々な形の別れがあるとは思いますが、今回はそんな強いストレスにさらされた時の対処方をご紹介していきます。

 

 

悲劇的な強いストレスから立ち直る為の習慣

f:id:masashi-mental:20191230184259j:plain

 

①感情の予測 

人間は未来の予測が苦手で、自分の心に関しても今の感情がずっと続いていくというような錯覚をおこしてしまいがちです。

しかし多くの方の経験にもあるように、悲しい気持ち、辛い感情というのは時間とともに無くなっていく、もしくは少なくなっていくものです。

人間は元々物事をネガティブに捉えがちで、そのネガティブな感情に弱い気生き物です。はじめはすごいネガティブな感情がどうしても離れてくれませんが、その感情は長くは続かず、時間と共に無くなっていくものであると認識しましょう。

そして、これから先自分の感情がどう変わっていくのか、どのような感情になるのかを予測し、紙に書き出す事でネガティブな感情を切り離しやすくなります。

少しずつ気持ちが楽になっていき過去の事と笑えている、新しい事を楽しむ事が出来る気持ちになっているという事を想像し、ポジティブな感情を書き出してみましょう。

 

②エクスペンシブライティング 

これも①番同様紙に感情を書き出すという事ですが、これは今の感情にフォーカスし、今感じている事を正直に紙に書き殴っていくというものです。

何がどうして辛いのか、どうなったらよかったのか、どうしたいのか、

これからどうなっていくのか等の不安な気持ち、嫌な気持ち、腹が立つ相手の名前

何でも思いつくままに紙に書き、文体や字の綺麗さ等も気にせず、とにかく紙に向かって感情を吐き出しましょう。

誰かに悩みを聞いてもらうという事に似ており、感情が頭の中でモヤモヤしているとずっと辛いままですが、吐き出して言葉にする事で頭の中が整理されてスッキリしますし、吐き出すという事がストレスの解消になります。

1度頭の中を整理し、現実を全て受け入れてから前に向かって切り替えていく事で前に進みやすくなりますよ。

 

③行動フォーカス 

ストレスを抱えている時ほど人は内面に閉じこもりがちで、行動・活動量が少なくなります。行動を起こさずじっとして自分と向き合い頭の中を整理するという事も大切ですが、多くの場合考えすぎてネガティブのループに囚われてしまいます。

とにかく体を動かしたり、仕事や勉強等に取り組む事でネガティブのループから脱出する事が出来ます。

ポイントは無理にポジティブになろうとするのではなく、クリエイティブな事に頭を使うという事に集中する事です。ストレスを抱えている時こそ手を動かしてそっちに意識を向けていくように自分をコントロールしましょう。

 

④事実を捻じ曲げる勢いで自分を肯定する 

ふられたのは自分の魅力が足らなかったからだ→あいつがおかしい

プレゼンで失敗したのは聞く側のレベルが低すぎたからだ。等、自分は悪くないと思う心を持ちましょう。

人は現実よりも自分に非があると考えてしまいがちな生き物です。もちろん反省をする事は大切な事ですが、課題を見出して行動を訂正出来るのであればその後は無駄に自分を責めすぎず、自分を肯定してあげるようにしましょう。

 

⑤善行をする 

焦ったり結果を求めすぎる事がさらにストレスを強める事があります。

でも本当に足りないのは時間ではなく余裕です。焦っている時や落ち込んでいる時こそ、誰かの為になる行動を起こしてみましょう。

誰かの為になった、喜んでもらえたという感情は強い幸福感をもたらしますし、人の為に行動する事で心に余裕を作る事が出来ます。

ゴミ拾いのボランティアに参加する等の大きな活動も素晴らしいですが、まずは自分が負担に感じない程度のレベルで行い、5分ぐらいで終わるような簡単な善行をいくつも行うようにしましょう。家族の為に作る料理をちょっとだけ手のこんだものにしてみたり、買い物のついでにプレゼントを買ってみたり、いつもより多めに掃除をしてみたり。

やってみると自分が幸せな気分になりますし、気分が少しずつ切り替わっていくのが分かると思いますよ。

 

まとめ 

生きていればそりゃ辛い事もありますよね。笑おうと思っても無理なぐらいに辛い時、涙が枯れるぐらい泣く事もあるでしょう。

元気を出して なんて言葉になんの意味もない事も分かっています。でも時間が解決するから なんて軽く見るのも違うと思います。

これをすれば誰でも完璧にストレスから立ち直れるなんてものはありません。でも少しでも、落ち込んだり悲しんだりしている人に希望や意欲を届ける事で出来たらうれしいなと思います。

 

HPはこちら↓

メンタルマネージャー真志 on Strikingly

Twitterはこちら↓

https://twitter.com/masashi_mental

 

 

不安・恐怖、ネガティブ思考の人の特徴とメリットとは?ネガティブ思考を活かす方法もご紹介!


皆さんこんにちは。

 

自分ってなんでこんなにクヨクヨ悩んでしまうんだろう…

周りから「考えすぎ」と言われる。

寝る前に考え事が頭をぐるぐる回ってなかなか寝れない…

 そんな事はありませんか?

私も小さい事でクヨクヨ悩んでしまうタイプで、悩みごとや不安がとても多かったと思います。

 

ちなみに不安な事や嫌な事を何度も繰り返し考えてしまう事を反芻思考と言い、意味のない事、マイナスな事と分かっていてもつい悩んでしまうんですよね~

 

でもそんなネガティブ思考は悪い事ばかりでもありません。実は、ネガティブは使い方次第ではプラスの力を与えてくれる物になるのです。今回はそんな不安・恐怖、ネガティブ思考の人の特徴とメリットをご紹介していきます。

前回の記事はこちらから↓

 

masashi-mental.hatenablog.com

 

不安・恐怖、ネガティブ思考の人の特徴とメリット

f:id:masashi-mental:20191212181630j:plain

①しっかり準備をするので本番で失敗をしにくい。

不安があるというのは、失敗をしないように前もってどうすべきか熟考するという事。もちろん不必要な事を考えすぎて消耗してしまう事もありますが、準備をするという事自体は必要な事であり、パフォーマンスを上げて本番に100%の力を出すためには必要な事です。

 

②集中力が高く、洞察力、客観力に優れている。

物事をしっかり考えようとするスタンスを取るため、物事をしっかりと見極めてから適切な行動をしようとする傾向があります。その為、客観的に物事を把握する力を持っており、他人の行動や思念に対して敏感で洞察する力が優れています。

また、自分の感情だけに流されず周りをよく観察してから行動するため、俗に言う空気が読める人であるのも魅力の人一つです。

 

③IQが高く、言語を扱う力が優れている。

不安や恐怖が多く、ネガティブ思考な人はIQが高く、言語を扱う能力が高いという統計結果があります。作家やアーティストにはネガティブ思考の人が多く、自分の頭の中の考えの世界をうまく表現出来る人はそういった創作的な分野で活躍しているケースが多いようです。

また、ネガティブ思考はリスクを回避する為に頭を良く使うため、経営者向きの性格とも言えますね。

 

④老化レベルが低く、大きな病気になりにくい

あまりにもネガティブな思考が強く常にストレスにさらされているようなケースでは逆の結果が出てしまいますが、不安や恐怖が多いネガティブ思考の人はストレスに敏感で、ストレスを避ける事に長けており、ストレスが小さいうちに都度対処しているため、大きなストレスに急にさらされるというリスクが低くなります。

ポジティブ思考の人はいつも楽しそうでストレスがなさそうに見える事も多いのですが、実は本人も気付かないストレスが体の奥を蝕んでいて、ある時急に病気として発現するというケースもあります。

ネガティブ思考の人は自分自身の問題と日々向き合い、自分の体を守る力が強い為結果として病気や老化が少なくなる傾向にあるのは魅力的ですね。

 

⑤ネガティブの感情をバネにできる。

ネガティブ思考の人は細かい事を気にしたり落ち込みやすいのは事実ですが、その落ち込みをバネに次のタイミングで大きな成果につなげる事ができます。

もちろん「自分はダメなやつだ…」と卑屈になってしまうばかりでは意味はありませんが、自身を客観的に見つめる力が強いため、何がいけなかったのか、次どうすれば結果に結びつくのかを誠実に考える事で、日々のネガティブを着実に自身の力へと変えていく事ができます。

 

 

ネガティブ思考を活かす方法

①ネガティブな感情を無理に抑え込もうとしない。

ネガティブ思考がマイナスの効果を発揮するのは、実はそのネガティブ思考をダメな物だと認識し無理に抑え込もうとしている時なのです。「自分はこんな事でいつも悩んでダメなやつだ…」という思考になってしまうのが一番悪い傾向です。

ネガティブ思考は周りの人の気持ちの変化や空気の変化に対応するための特性とも捉える事ができます。不安や恐怖が顔を覗かせたら無理に抑え込まずにゆっくりと考える時間を大切にしましょう。

 

②自分がネガティブ思考である事を受け入れる。

自分で自分の思考の癖をしっかりと認識し、それをダメな部分ととらえずにそれを含めて客観的に自分を見つめ自分を愛しましょう。そして、ネガティブ思考であったりすぐに不安になってしまうのは準備をしっかりとして良い結果を残すためのプロセスであるという事を理解し、その思考自体をプラスの力に変える事が出来るという事をしっかりと理解しておきましょう。

 

③感情を紙に書き出す。

エクスペンシブライティングと呼ばれる技法ですが、自分の不安や恐怖、ネガティブな感情を全て紙に書き出してしまいましょう。紙や書き方はなんでもよく、思いつくままどんどん書いていきましょう。大切なのは「書き出して文字にする」という行動そのものです。

人の脳は高性能なコンピューターのような物ですが、物事や感情の把握は基本的に言語を通して行われます。しかし、我々は感情や考えの多くを全て言語化していないもので、頭の中で靄状になっているのです。不安や恐怖がその靄状のままであると、それを客観的に把握して対処する事が難しく、結果として嫌な感情、ストレスだけが残ってしまいます。

その靄状の感情を一度紙に書き出す事で、自分自身の頭の中の感情を客観的に把握でき、それに対して自分がどうしたいのか、どうするべきなのかがおのずと見えてくる事があります。

不安や恐怖を紙に書き出すだけでデトックス効果があり、ストレスの解消にもなるため、何か頭がすっきりしない時などは紙に感情を書き出す習慣を持つことをお勧めします。

 

 

不安・恐怖、ネガティブ思考というとマイナスのイメージがると思いますが、その考え方自体は大きな力になるものです。しかし、この思考は包丁のような物で、使い方を間違えると自分自身を傷つけてしまいます。

自分を傷つける刃ではなく、新しい物を創造する包丁としてこのネガティブな感情をうまく使いこなして下さいね。 

 

 

HPはこちら↓

メンタルマネージャー真志 on Strikingly

Twitterはこちら↓

https://twitter.com/masashi_mental

  

 

不安・恐怖・ネガティブ思考の正体とは?

 

皆さんこんにちは。

 

明日の発表失敗したらどうしよう…

不安で全然眠れない

きっとあの人は私の事が嫌いだ…

 

皆さんは不安で夜眠れなかったり、苦手な人と会う前は憂鬱な気分になる事はありませんか?

不安や恐怖、憂鬱な気分、悩み等は誰にだってあるものです。

 

ちなみに私は不安や緊張でお腹が痛くなったり、ご飯が食べられなくなりやすいタイプです笑

 

さて、そんな不安や恐怖・ネガティブな考え等、人間の心ってどうしてこう楽しくない事にフォーカスしてしまうんでしょうかねぇ。

これだけ文明が発達し、特に日本は世界的に見れば恵まれた環境で生活できる国です。

もっとみんな楽しい事だけに注目して楽しく生活してもいいんじゃないでしょうか。

 

でも実はこの不安や恐怖、ネガティブな心理には大事な意味があるのです。

f:id:masashi-mental:20191208182357p:plain

 

不安・恐怖・ネガティブ思考は自衛本能

不安や恐怖というのは、実は自分を守ろうとする本能なんです。

本能と言うと、もっと自分の体のために良い事をするようなイメージがあると思いますが、この不安や恐怖も大事な機能の一つ。

 

そもそも我々人間の脳は、サバンナで狩りをしていた石器時代の頃からあまり進化できていないのです。

(進化心理学についてはまた今後ゆっくり説明します)

 

石器時代のある夜、明かりのない真っ暗闇の中「ガサガサ!」と葉のこすれる音がした時、すごくポジティブなAさんは「どうせ風で木が揺れただけだろう。寝よう寝よう」と何もせずに眠ってしまいました。

すごくネガティブなBさんは「何だろう…怖い…もしかしたら肉食の獣が近くにいるのかもしれない。もしかしたら違う部族のやつらが襲ってきたのかもしれない…」と不安になり、槍を持って構えました。

 

今の時代であればAさんの方が健康的な人というイメージがありますが、その時代はそうではありませんでした。Bさんの方が危険に対する察知能力が高く、生き残る可能性が高い人なのです。

という事はネガティブな心を持つBさんのような人は生き残り、子孫を反映させる事ができ、ポジティブな心を持つAさんのような人はあまり子孫を残す事ができなかったという事になります。

 

つまり大ざっぱに言うと、現代を生きる我々は、常に不安で危険な事に目を配らせもしかしたらという思いで準備をしてきたネガティブタイプの人間の子孫になるという事なのです。

 

そのため、そもそも人間はネガティブな生き物であり、その不安や恐怖という心の機能は、我々を危険から遠ざける大事な機能なのです。

では、現代の社会ではこの不安や恐怖、ネガティブな心というのは不必要なものなのでしょうか?

実は、不安や恐怖を過剰に捉えすぎたりうまく扱えていないだけで、現代でもこの心理は役に立てる事ができるんです。

 

長くなったので今回はここまで。次のブログでこの不安・恐怖、ネガティブ思考の人の特徴とメリットをご紹介していきますね。

 

HPはこちら↓

メンタルマネージャー真志 on Strikingly

Twitterはこちら↓

https://twitter.com/masashi_mental